不登校、発達障害について

進路問題研究会

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発達障がい、不登校について

不登校、発達障害について

不登校や発達障害でお悩みの方へ

子供が学校に行けなくなっても、焦らずに、二、三日様子を見て、見守ることが大切です。子供自身、悩んでいますから、追い詰めずに、一歩一歩共に歩んでいきましょう。長期化した場合は、疾病を抱えていることもありますから、心療内科などの専門医に早めに相談することをお勧めします。

不登校でお悩みの方

学校に行きづらい(不登校)

学校に行きづらくなってしまう原因にはいろいろあります。
友達や先生との人間関係がうまくいかない、いじめがある、授業についていけない、朝起きられない、嫌いな授業がある、転校に伴うストレス、受験のプレッシャー、あるいは疾病を抱えているなど。

友達や先生との人間関係がうまくいかない

今は携帯などのコミュニケーション・ツールの発達で、感情的なやり取りも安易に行われやすく、それが間接的であるため、余計に複雑なコミュニケーションの形態になっており、そのことが友達関係に大きく影響しているようです。
また、先生との信頼関係がうまく結べずに、学校生活で孤立しているような生徒も見受けらます。
対症的には、そういったツールの使い方の指導をしたり、友達・先生との関係を円滑にするためのアドバイスをすることができますが、根本的には、どんなときにも傷ついた自己を修復し、相互に尊重し合える関係を作っていけるようなメンタリティーの醸成が必要です。

いじめがある

非常に難しい問題ですね。特にいじめられている側にある場合、行きたくなくなる気持ちになるのは当然です。こんな時生徒は「親に話すと迷惑がかかる」とか、「先生に話して問題が大きくなると困る」と考えて、一人で耐えたりしがちです。誰か相談に乗ってもらえる人と問題を共有できると気持ちがだいぶ楽になります。我々も気づいてあげられなかったりするので、気落ちしているようなときには、気にかけているよ、というメッセージを送ってあげましょう。
いじめの経験は、大人になってその人を優しくします。

授業についていけない

これは学習上の技術的な問題です。授業で展開されている内容がわからない、ということなら、その科目で理解できなかった学習項目を逐次フォローする必要があるでしょう。その上で復習の仕方のアドバイスやテスト対策をします。
特に最近は中高一貫校での課題の多さ、進み方の速さに悲鳴を上げている生徒がとても多いです。「ついていけない」が積み重なると、「できない」という劣等感にさいなまれますから、一つ一つできることを増やしていき、自信をつけていきましょう。

朝起きられない

まず、生活習慣を見直してみましょう。テレビやパソコン、ゲーム、携帯などが原因で、夜の就寝の時間が遅くなっていないでしょうか。また、日中に長時間睡眠をとるとなかなか夜寝られませんから、お昼寝は30分くらいにしましょう。寝る前にたくさん食べるのも、起きづらくなる原因になります。
なかなか改善しなければ、心や身体の病気が隠れていることもありますから、心療内科などの専門家に相談してみましょう。

嫌いな授業がある

受け持ちの先生との相性や、特にその学科や項目、実技が苦痛だ、ということでお休みしたくなる場合もありますね。
授業に出て苦手を克服しようと努力できればよいのでしょうが、なかなかそのエネルギーが出てこないこともあります。10パーセントの力しかないときは10パーセントの力、50パーセントの力があるときは50パーセントの力、、80パーセントの時は80パーセントの力で、挑戦してみたらどうでしょうか?

転校に伴うストレス

転校は我々大人が思うよりずっと大きなストレスを子供に強いることになります。昔からの友達がいなくて知らない人ばかりに囲まれるのは緊張感や孤立感を感じさせます。その土地の気候や風土、食べ物、習慣、言葉になじめない場合もあります(特に言葉が違うことはコミュニケーション上の大きなストレスです)。学校の学科の進度も全く違うでしょうから、未習事項、学習が不十分な項目もそのままにされて後々に影響が出てくることも考えられます。
何より安定した人間関係が結べず、友人関係が希薄になること、他人を信頼する経験が浅くなることを恐れます。子供は一人で戦っているようなものですから、まずはしっかり家族が支えてあげることが重要だと考えます。家族が一番の味方です。

受験のプレッシャー

受験が迫ってくると、誰だって不安感を感じることと思います。毎日勉強を頑張って、それでも「もしだめだったら…」と考え始めると際限なく、考えれば考えるほど消耗していきます。
辛くなって、学校に行きたくなくなる日もあることでしょう。
「何とかなるさ」と呪文のように唱えて、歩いていきましょう。楽観的になった方がエネルギーが出て、成果も出やすいです。何とかなりますから。この頃になったら、学校はむしろ、友達としゃべったり、体育や音楽で発散する場所、息抜きの場所と考えて、楽しんでしまいましょう。

疾病を抱えている

心身に何らかの疾病がある場合、もちろん治療ということが最優先です。良くなって、毎日学校に行けるようになれば、その時から、以前の学習内容をさかのぼって補習すればよいですし、時々具合が悪くなって学校を休みがちになる場合も、体調の良い時を見て、抜けた内容を補っていけばよいと思います。また、進路、進学の道も一本道ではなく、選択肢はありますから、焦らずじっくり進むことですね。

発達障害でお悩みの方

発達障害?

「空気が読めない」、「他人の気持ちが分からない」、「いつも同じ失敗をする」、「忘れ物が多い」、「じっとしていられない」などと言われて社会生活に何らかの障害が出る人たちの特徴というのは、実は脳の器質からくるもので、これを「発達障害」として社会的に認知しようという動きが最近になって出てきました。
一番の問題は、こうした特徴から、仕事や他人とのやり取り、日常生活がスムーズにいかず、傷ついて元気がなくなることです。SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)と呼ばれるトレーニングもありますし、年齢を重ねるに従って軽くなってくる場合もあります。特に教育の果たす役割が大きいというのが専門家の見解です。中にはある一つのことにとても秀でていたりすることもあるので、その得意分野を伸ばすようにするとよいでしょう。

学習上の問題点の例

国語、特に小説の読解が苦手

国語の文章を読む際に、作者の言おうとしていることが読み取れなかったり、登場人物の気持ちが分からなかったり、慣用句をそのままの意味でとってしまったり、設問の意図が読めなかったりする事で苦労する場合があります。
特に小説の空気感、作者の感じたことがシンパシーを持って伝わらないということもあります。
低学年であれば人生経験も少ないので、それほど読み取れないのは当然ですが、「意味不明」となって全く手がつかなかったりします。
これは私の所感なのですが、「この人が何を考えているのか(感じているのか)」を、理解しようとしてみる、という訓練が非常に助けになるように思われます。
まず、相手の気持ちを理解しようと訓練することは可能であると思います。問題文を読みながら、筆者の伝えようとしていることに耳を澄ませてみる、その訓練の継続で改善していくようです。

算数・数学の文章題や、論理の説明が苦手

文章題を読んでも何のことだか状況がつかみにくい、ということがあります。これはまず状況を図で表現させることで改善します。
何と何とが分かっていて、何を求めさせているのかをはっきりとつかむことが第一歩です。
あるいは数学の、「こうだから、こうなる」ということが、教科書の説明や口頭の説明では「?」になってしまう、ということもあります。記号の操作自体はむしろ得意かもしれません。「こういう操作をするんだ」という手順さえ理解できれば、解けたりするようです。

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